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倫理委員会

平成25年度 第4回委員会審議平成25年8月21日

申請者 脳神経外科医師 阿南 光洋
2013−013
Anatomical characteristics of posterior communicating artery aneurysms causing third nerve palsy
申請の概要
医療行為及び医学研究の目的
 くも膜下出血は、一旦生じると約半数の患者が死亡すると言われている重篤な疾患である。動脈瘤の多くは数ミリ径で無症候性であるが、動眼神経に近接する後交通動脈分岐部瘤の場合には、増大した動脈瘤により動眼神経が圧迫されて動眼神経麻痺として発症するものもあり、破裂予防として緊急手術の対象となる。
 一般的に、動脈瘤の圧迫による動眼神経麻痺は瞳孔拡大を伴い、瞳孔拡大を伴わない場合には糖尿病や高血圧による動眼神経の微小循環障害として認識されているが、今回我々は、瞳孔拡大を伴わない動眼神経麻痺にて発症した後交通動脈分岐部瘤を連続3例経験した。術中所見として動眼神経の圧迫方向が特徴的であり、文献的考察を加えて本論文とした。更に、動脈瘤の母血管である内頚動脈と動眼神経との距離についての既報は無く、当科を含めた多施設5年分の症例を後方視的にまとめ、動眼神経麻痺の有無によるグループ群間の比較を行う事で、解剖学的な特徴を得た。
判定 承認 本報告は全員一致で承認された。