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倫理委員会

平成25年度 第3回委員会審議平成25年7月29日

申請者 眼科医長 今木 裕幸
2013−010
ブリリアントブルーGの臨床使用について
申請の概要
医療行為及び医学研究の目的
眼科内眼手術(硝子体手術、白内障手術)において視認性向上のための組織染色は非常に重要であり、手術予後を左右する。過去使用されてきた網膜毒性報告のあるインドシアニングリーン(ICG)に替わる手術アジュバント(眼内生体染色液)として近年繁用されているブリリアントブルーGを用い手術治療を行い安全性を確保する。
判定 承認 本報告は全員一致で承認された。
申請者 消化器外科医長 松本 敏文
2013−011
局所進行直腸癌に対する術前化学療法の感受性予測システムに関する研究―生検組織および切除標本検体のマイクロアレイ解析―   局所進行直腸癌に対するSOX-bevacizumab併用療法またはSOX-cetuximab併用療法による術前化学療法の有効性および安全性の検討(主研究)の付随研究
申請の概要
治癒切除可能大腸癌の治療法は外科手術が第一選択となる。本邦では骨盤自立神経温存側方骨盤リンパ節郭清が普及しているが、予防的側方リンパ節郭清の意義は証明されていない。欧米では腫瘍の縮小効果が高いことや術後照射に比べて毒性が少ない等の利点から術前放射線療法について多くの検討が行われその有用性が示された。術前放射線療法のメリットとして良好な局所制御率が挙げられるがデメリットも報告されている。とくに術前に放射線療法を施行することによる晩期障害として、排便や排尿、性機能における障害が挙げられる。そこで近年の分子標的薬を用いた強力な化学療法でも高い抗腫瘍効果が示されており、術前放射線療法と同等の局所制御が得られる可能性がある。しかしながら、術前化学療法の大きな問題点として、化学療法に対する感受性が個々の患者によって異なることである。化学療法により効果が期待できる症例を選別して治療が行うことができればオーダーメイドな治療方針の決定に役立つものとなる。
本研究は、化学療法感受性に関する遺伝子と有害事象発生に関与する遺伝子多型を解析し、遺伝子要因を検出する技術の開発も目的とする多施設共同研究である。
判定 承認 本報告は全員一致で承認された。
  
申請者 放射線科医師 轟木 渉
2013−012
Case report(もしくはLetter to editor)の投稿の承認
申請の概要
右肝動脈近位からの狭細な分枝をfeederとするHCCがあり、通常のマイクロカテーテルの選択的挿入が困難であったため、新しく開発されたマイクロバルーンカテーテル(マイクロサイト、通常のマイクロバルーンカテーテルと違い、バルーンで閉塞した部分の近位側に薬剤を注入することのできるもの)を用い、feederの遠位側をバルーンで閉塞し、右肝動脈の潅流領域を温存した上でバルーンの近位にある側溝より薬剤を注入し、腫瘍への良好な治療効果を得た症例。新しいdeviceの紹介も兼ね、Case reportもしくはLetter to editorとして投稿を行ったところ、Reviewerより倫理委員会の承認を得てくださいとのことでした。とくに通常のマイクロバルーンカテーテルとくらべ、合併症(バルーンによる血管損傷)が多い、もしくは異なる合併症がおこるなどの報告は今のところありません。
判定 承認 本報告は全員一致で承認された。