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倫理委員会

平成23年度 第1回委員会審議平成23年5月23日

申請者 製剤主任 川野 久美
2011−001
「外来で医療用麻薬を処方されている患者に対する聞き取り調査」
申請の概要
医療行為及び医学研究の目的
 がん患者の8割は終末期に痛みがあると言われている。当院でも多くのがん患者に対し、医療用麻薬を使用している。
 平成22年1月1日から6月30日の間でも、オキシコドン徐放錠は68名の患者に使用されており、そのうちの45例は、新規に処方が開始されていた。医療用麻薬の普及に伴い、外来診療の中で、医療用麻薬を開始・継続するケースもある。この中の13名も外来処方にてオキシコドン徐放錠が開始されていた。医療用麻薬の投薬にあたっては副作用に対するケア、突出痛に対するケアが必須とされているが、処方データからは副作用に対する投薬・突出痛に対する投薬が行われていないケースも見られ、実態の把握が必要ではないかと考えられた。
 入院中の患者に対しては、病棟看護師が常にケアを行い、薬剤師も薬剤管理指導を通して介入することが可能だが、当院においては、外来診療の場では、主治医以外の医療職の効果的な介入が出来ていない。
 また、医療用麻薬の内服方法が理解できていなかったために、痛みを訴え、来院するケースも見られ、主治医以外の医療職が関与することが必要ではないかと考えられる。
 外来にて医療用麻薬が投薬されている患者に対し、聞き取り調査を行うことで、今後、外来診療の中で、緩和ケアチームが介入すべき問題点を探る。
判定 承認 本報告は全員一致で承認された。